博報堂コンテンツファン消費行動調査

2013年6月のテーマ

2013年6月にご紹介するコンテンツファン消費調査テーマは、「小説」です。

小説の消費行動調査のご紹介

好きな小説のジャンルは、「ミステリー小説・推理小説」(61.5%)、「サスペンス小説」(42.9%)「歴史小説」(30.1%)の順で高い結果がでている。

「恋愛小説」「ファンタジー小説」「冒険小説」「コメディ小説」「ホラー小説・オカルト小説・ゴシック小説」「学園小説」は若者に好まれる傾向にあり、「サスペンス小説」「歴史小説」「ドキュメンタリー小説」「私小説」は高年齢層に支持されている。

男女別に見てみると、「歴史小説」「SF小説」「経済小説」「政治小説」「スパイ小説」は年代を問わず男性の方が高いスコアとなっており(ただし、10代のみ女性のほうが「歴史小説」のファンが多いことに注目)、特に40~60代ではその差が大きく開いている。

女性は「恋愛小説」「ファンタジー小説」「コメディ小説」において年代を問わず男性よりも高いスコアとなっているが、50代女性のみ「ミステリー小説・推理小説」「サスペンス小説」「私小説」を男性よりも好んでいることがわかった。

次に、小説について参考にしている情報源について尋ねると、全体としては「書店の店頭」(52.5%)が最も高い結果となった。

男女別にその内訳を見てみると、女性のほうが「書店の店頭」を参考にする割合が高く、この傾向は若年層ほど顕著である。

また、女性は全体的に「友人・家族の口コミ」を参考にする割合も高く、男性よりもリアルな情報を重視する傾向があるとうかがわれる。

男性は、20~30代の「Amazon」、10代の「SNSサイト・ソーシャルメディア」「2ちゃんねる、2ちゃんねるまとめサイト」「動画閲覧サイト」に代表されるように、特に若年層では女性よりもインターネット上の情報源を参考にする傾向が強いことがわかる。

50~60代は、男女を問わず「新聞記事」・「新聞広告」が「書店の店頭」に並ぶ情報源となっている。